震災から10年という月日が経ちました。

ここ七ヶ浜町は東日本大震災の被害を強く受けた町です。震災当時、海苔の養殖施設は津波の被害によって約8割以上が流され、海苔を再び作ることができないかもしれないとされていました。

 しかし、私の親方も含め七ヶ浜の海苔漁師が団結し、必死に養殖場の復興をしてきました。

そして震災から10年がたった今、多くの人の力によって施設や外観などが復興し、海苔自体の品質も震災以前よりも良くなっています。
しかし、今私が強く感じていることは、品質の高い海苔を生産しているのにも関わらず、知名度の低さから普及できていない。という現状でした。

 次の世代を担う私達にできることは、この七ヶ浜の最高級の海苔を世界中の人達に知ってもらい、届けることだと思っています。

 

親方を含め、多くの海苔漁師の【10年間の努力を無駄にしない】という強い思いを持ち、これからの10年は私達がこの最高の海苔を世界中に広めていきます。